モジュラーシンセサイザー沼へのハマり方

モジュラーシンセサイザーにはプリメイドのシンセサイザーにはない魅力がありますが、その分だけ扱いが難しいです。
何もわからないままに入門してしまうと、お金や時間をドブに捨てるばかりになってしまいます。

私なりにですが、モジュラーシンセを始めるにあたり、どう言ったステップを踏んでいけば途中で挫折せずにいられるか、あるいは挫折してもダメージが少ないかを鑑み、モジュラーシンセ沼への道案内を書いてみました。

モジュラーシンセ沼へのステップ

1. モジュラーシンセのマシンライブを視聴してみる

モジュラーシンセの一番の魅力は何と言ってもライブ感だと思います。
圧倒的存在感のアナログシンセサイザー、そしてそれらをリアルタイムで複雑に変化させ続けるパフォーマンスこそ、モジュラーシンセの真価が発揮されているシーンです。

モジュラーシンセにのめり込む前にそういったパフォーマンスの音楽性や音色を確かめ、それらが自分に合っているかどうかをチェックしてみてからでも遅くはないでしょう。

有名どころだとAphex TwinsやDeadmau5辺りでしょうか。
Youtubeなどでモジュラーシンセのライブを探してみると、様々な時間や規模のパフォーマンスが見つかります。

2. シンセサイザーを理解する

モジュラーシンセは他のシンセサイザーのように電源を入れただけ、鍵盤やボタンを押しただけでは発音すらしません。
また、そうなっても誰も助けてくれません。

モジュラーシンセを始めたいのであれば、ある程度のシンセサイザー知識が必要です。
シンセサイザーがどういう原理で動いているのか、どういったパーツで構成されているのかぐらいは最低限頭に入れておいた方がいいでしょう。

もしここでシンセサイザーって難しいと思ってモジュラーシンセを諦めても、まだ勉強しただけなのでノーダメージです。

3. セミモジュラーシンセを試してみる

いきなりモジュラーシンセに挑戦せず、セミモジュラーシンセサイザーから始めましょう。

セミシンセはシンセサイザーに必要なパーツをひとまとめにしつつ、モジュラーシンセのようにパッチングでの音作りが可能なシンセサイザーです。
モジュラーシンセのように各モジュールを買い集めたり、ケースの用意もいらないので、買ってすぐに触り始められます。

また、モジュラーシンセに移行するにしても、セミモジュラーシンセはシステムに組み込むのも簡単なので無駄にはなりません。

オススメは「Moog Mother-32」と「Moog DFAM」
シンセサイザーのパーツが揃っているばかりか、シーケンサーも搭載されているので、1台で色々遊べます。

my new gear… じゃないけど「Moog Mother-32」を紹介

もしここでモジュラーシンセが肌に合わないと感じたとしても、セミモジュラーシンセなら音源モジュールの一つとして今後も活用できるでしょうし、ダメージは比較的軽症ですみます。

4. モジュラーシンセを試してみる

セミモジュラーシンセで遊んでみて、それでもモジュラーシンセにトライしてみたくなった時。
その時こそモジュラーシンセを始める時です。

ここまでのステップを踏んでいれば、モジュラーシンセで躓くことはそうないでしょう。

むしろ一番大変なのは、星の数ほどあるモジュールから何を選べばいいかってことでしょう。
とっかかりとしては、手持ちのセミモジュラーシンセに対して強化してみたい部分のモジュールから選び始めればいいと思います。

正しく楽しく沼にハマろう!

モジュラーシンセは自由です。
決められた正解なんてありません。
今回紹介したステップも、人によっては全く肌の合わないものかもしれません。

ただし、間違いの例は数え切れないほどあります。

1番の不正解例は莫大なお金や時間を費やして、それでいてちっとも楽しくなれない事です。
そうなってしまう原因にはモジュラーシンセはもとより、シンセサイザー自体をわからないまま始めてしまうところにあると思います。

モジュラーシンセは難しい楽器です。
だからこそやりがいや楽しさを見いだせる側面もあります。
モジュラーシンセの酸いも甘いも嚙み分けて、健全に沼にハマりましょう!

2020年5月26日:公開

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です