楽器演奏を趣味にするのはハードルが高いと思っていませんか?
ですが、そんな人でも一度は演奏したことがある楽器があります。
それは小中学校の音楽の時間に習っていた楽器です。
そういった楽器は小中学校の時にしか使わない幼稚な楽器・・・かと思いきや、プロが使う上級者モデルがあったりと意外と奥深い世界なのです。
懐かしの楽器たち
小中学校で習っていた楽器は以下のようなものでしょう。
- リコーダー
- ハーモニカ
- 鍵盤ハーモニカ
これらは安価で入手でき、かつ演奏が比較的簡単にできるために教育現場で使われている楽器です。
リコーダー
学校で習った楽器で最初に思いつくのはリコーダーでしょう。
リコーダーは誰しも演奏の経験があり、かつコンパクトな楽器なので、趣味として始めやすい楽器です。
小学校の頃は「ジャーマン式」のリコーダーを使っていたと思います。
中学生に上がると「バロック式」のリコーダーを使っていたと思います。
小学校の頃から「ファ」の運指が変わって変に思ったことを思い出しませんか?
再びリコーダーを始めるならバロック式のリコーダーをオススメします。
バロック式のリコーダーは#/♭がついた音階もジャーマン式より簡単に演奏できますし、世のリコーダーのスタンダードはバロック式だからです。
それに音質はバロック式の方がいいと言われています。
小中学校の頃に触っていた経験もあり、リコーダーはプラスチック製と言うイメージですが、木製のリコーダーもあります。
こちらはプラスチック製の10倍以上の値段がする高級品です。
木製のリコーダーはプラスチック製のものより音色に深みがあるほか、使われている木材によって音色に違いが生まれます。
リコーダーを極めたいなら、お気に入りの木製リコーダーを探してみるのも良いでしょう。
ハーモニカ
ハーモニカもリコーダーと同じく教育現場で使われていた楽器です。
ただ、1970年代以降は後述の鍵盤ハーモニカにとって変わられています。
ハーモニカはリコーダーと違って和音(コード)を鳴らせます。
主旋律を奏でるのはもちろん、伴奏の演奏もこなせます。
現在主流のハーモニカはダイアトニックハーモニカとクロマチックハーモニカです。
ダイアトニックハーモニカは最も一般的なハーモニカで、ブルースでも使われていたことからブルースハープとも呼ばれています。
演奏できるのは決められた1つの調のみですが、その分コードを簡単に演奏できる特徴があります。
異なる調を演奏するには、対応したダイアトニックハーモニカが必要です。
クロマチックハーモニカは半音階も演奏できるようになったハーモニカです。
ダイアトニックハーモニカと違いレバーの操作が必要なので、上級者向けのハーモニカです。
鍵盤ハーモニカ
若い世代にとってはハーモニカよりこちらの鍵盤ハーモニカの方がなじみあると思います。
ピアニカと呼んでいたかもしれませんが、実はピアニカは東海楽器製造およびヤマハの商品名なのです。
地域によってはメロディオンだったかもしれませんが、こちらは鈴木楽器製作所の商品名です。
鍵盤ハーモニカにも上級者モデルがあり、中にはピックアップがついているためにバンドアンサンブルの中でも他の楽器に負けないように音を出せるモデルもあります。
あの頃の楽器を手に取ろう!
リコーダー、ハーモニカ、鍵盤ハーモニカなどの学校で習ったことのある楽器にも、学校では教えてくれない上級者用のモデルがあるなど、意外と奥深い楽器なのです。
もちろんそれぞれの楽器にもプロの演奏者が存在します。
楽器に上流も下流もありません。
あるのは奥深さです。
ぜひ昔取った杵柄と思って、あの頃に習っていた楽器に触れて見てください!
コメントを残す