Neutrinoの弱点ってこういう所

Windows / Mac / Linuxと様々なOSに対応したほか、Google Colaboratory版の登場によって(がんばれば)スマホでも使えるようになったAI歌唱合成ソフト「Neutrino」

参考 Colab版の使い方 | NEUTRINOhttps://n3utrino.work

一聴してだけでもこれまでの歌唱合成ソフトの中でも抜きんでたクオリティであることが分かりますが、それでも既存ソフトと比較してイマイチな部分があるものです。

Neutrinoの弱点

使い勝手が良くない

Neutrinoは歌唱合成までの手順が大変です。

Vocaloidなどは統合されたエディターに打ち込めば即座に歌唱合成されます。
ですが、Neutrinoの場合は歌詞入りのMusicXMLを作って読み込ませなければなりません。
この作業はDAWだけではできないこともあるので、MuseScoreなどの浄譜ソフトで楽譜データを作成する必要があります。

また、Neutrino自体の操作もターミナルでのコマンド操作なので、CUIに慣れていない人にとっては一苦労です。

ただ、私はこういった運用が結構好きだったりすることを付け加えておきます。

バグの様な仕様の問題

Neutrinoは「歌詞とメロディーを入力するだけで、簡単に歌わせることができます。」と謳っているものの、実際はそう簡単な話でもありません。

以下のページで「テク」としてまとめられていますが、行ってしまえば既知のバグの回避方法です。

参考 AIきりたんの使い方 NEUTRINOで使える調声テクニック | くろ州の歌声合成備忘録https://km4osm.com

この中でも「拗音非対応」と「無声化」は修正が欲しいところです。

ところどころ合成が怪しい

Neutrinoの合成音声は本物の人の声のようなクオリティですが、よくよく聞いてみると構成が怪しい部分が見つかります。
特にブレスの後とかが怪しいことが多い印象です。

こういった合成の不備も、トラックに混ぜてしまえば特に違和感なく聞こえてしまいますが、ボーカル単体で聴くとどうしても気になってしまうのです。

現在、Neutrino曲を鋭意製作中!

ほとんどの人が手放しで絶賛しているNeutrinoですが、注意深く聞いてみると結構ボロが出ています。
こういったAIを利用した歌唱合成自体がまだまだ新しい分野なので仕方のない部分はありますが、世間の絶賛の声は伺ってみるのも大事ですね。

さて、私がこんな記事を書いているのはNeutrinoを使って曲を制作しているためです。
別にNeutrinoをこき下ろしたい訳ではなく、単純に使っていて気になる部分があったことを書いています。

Neutrino曲はそう遠くないうちにお披露目できるかと思います。
今しばらくお待ちください。

追記

NEUTRINOを用いたオリジナル曲「カミカゼギター」を公開しました。

NEUTRINOオリジナル曲「カミカゼギター」を公開しました

2020年3月26日:公開
2020年5月12日:更新

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