日本人に刺さる音楽ってこんな感じ!?ヒットに欠かせない10のポイント

近年に流行っている音楽の傾向を鑑みるに、現代の日本人の心に刺さる音楽ってこんな感じじゃないかと、独断と偏見の上でまとめました。

日本人に刺さる10のポイント

メロディは歌いやすく

日本でヒットする曲=カラオケで歌われる曲です。
幾ら音楽性に優れた曲でも、カラオケで歌ってもらえないと日本人の心に残りません。
ヒット曲には歌いにくい難しい曲もありますが、何度か口ずさんでリズムが取れれば歌えるものがほとんどです。

間違ってもラップパートなんて厳禁!
ラッパーみたいに達者に口が回る人なんてそうそういませんので、カラオケで歌ってもらえません。

歌詞は共感性を重視

歌詞は共感しやすいものが刺さります。
ラブソングばかりがもてはやされるのはそういうことです。

バイクを盗んで走り出したり学校の窓ガラスを破壊したりする歌詞なんて、現代では受け入れられないでしょう。
小難しい哲学や自己主張をメロディに乗せても、誰も聞いてくれません。

「サビ」が命!

日本の曲はサビが最重要!
サビで曲を一番盛り上げたり、曲のテーマとなる歌詞をあてがったりしてる部分で、日本人はサビを聴くために音楽を聴いていると言っていいでしょう。
サビがなかったりサビがださい曲は日本人に刺さりません。

洋楽だと「ドロップ」と呼ばれるサビにあたる部分がシンセサイザーのメロディだったりして歌詞がないので、洋楽の日本人ウケが悪いのもそういうとこじゃないでしょうか。

定番のコード進行を使う

日本人は定番になっているものが好きで、それは音楽でも同じです。
奇抜なコード進行よりも、カノン進行や王道進行などの定番的コード進行をメインに組み立てた方が刺さります。

時にはノンダイアトニックコードや転調を巧みに織りませる

日本人は定番になっているものが好きですが、ド定番すぎると冷めてしまいます。
日本人てのはわがままなんです。

なので、日本人に刺さっている音楽は定番的コード進行の中にもさりげなくノンダイアトニックコードが混ざり込んでいます。
また、転調を繰り返して定番感を隠しているものもしばしば見受けられます。

ここぞって所でaugやdimコード!

音楽理論書だと腫れ物扱いされているaugやdimコードですが、これらのコードは日本人の大好物です。
日本のヒット曲でもパッシングコードとして登場する機会が多いように思います。

以前に話題になったブラックアダーコード(イキスギコード)もaugコードの派生でした。

曲の構成や展開はハッキリさせる

音楽にはAメロ→Bメロ→サビ・・・みたいな構成や展開がありますが、こと日本の曲は構成・展開が露骨にハッキリしています。
大体の曲で「どこがサビだかわからない」ってことはありません。

そのように構成や展開をハッキリさせるため、メロディのモチーフを変えたり、転調したり、しっかりとフィルインを入れたりしています。

ミックスは隙間なく詰め込む

日本人は派手で賑やかでゴージャスな音楽が大好きです。
情緒もへったくれもありません。

先日、そんなことに触れた記事を書きましたので、リンクを載せておきます。

なぜ日本の音楽は派手で賑やかになってしまうのか?

日本人の嗜好に合わせてか、ヒットしている曲にはものすごく音が詰まっています。
ヘッドホンでじっくり聞いてみると顕著に分かります。
ミックスに隙間があるともったいないと思う性質なのでしょうか。

マスタリングでガッツリ音圧を稼ぐ

世界的には音圧戦争は終わったようですが、日本はいまだに音圧戦争の真っ最中です。
どんなジャンルの曲だって海外のEDMみたいなパツンパツンの音圧でリリースされています。

日本人は派手で賑やかでゴージャスな音楽が大好きなので、そんな日本人に刺さる音楽作るとなると、とうぜん音圧爆上げになるわけです。

まとめ

これらのポイントを全部ひとまとめにすると「大筋はみんなに受け入れてもらえるわかりやすさがあるが、よくよく聞くと音楽的に高度なテクニックが用いられている、ラウドでゴージャスな曲。」ってのが日本人に刺さる曲ってことになります。
また、時代が進むにつれてそういった印象が強くなっているように私は思います。

日本の音楽市場を狙うなら、こういったポイントを抑えていけばいいと思います。

2020年2月16日:公開
2020年5月12日:更新

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