VPR Allianceモジュールでスタジオクオリティの音を!

コンピューターの進化やソフトウェアの低価格化によって、プロミュージシャンとアマチュアミュージシャンとの音楽制作環境はそう変わりなくなってきた現在。
それでも、プロとアマチュアとで作品にクオリティの差が現れてしまうものです。

その一因が機材の差。
音の出入り口となっている部分にどうあがいても勝てない差があるのです。
片や立派なレコーディングスタジオの機材をふんだんに利用した制作、片や自宅のこじんまりした部屋での制作。
例えプロの作品よりもテクニックや理論、音楽性で優れていたとしても、それらは機材の差によって最終的な作品のクオリティが覆されてしまいます。

そんな機材の差を埋めてくれるのがVPR Alliance(VPR アライアンス)モジュールなのです。

スタジオ機材そのもの

VPR Allianceモジュールとは言ってしまえばスタジオ機材そのもの。
「スタジオ並み」とか「スタジオに迫る」というのではなく、まさにそのものです。

VPR Allianceモジュールはスタジオのコンソールを機能ごとにモジュール化した機材です。
DTMでの音楽制作をしているなら「プラグインのハードウェア版」と表現すればピンとくるでしょうか。

RUPERT NEVE DESIGNS(ルパートニーブデザイン) Portico 511
created by Rinker

VPR Allianceモジュールはスタジオコンソールと同じく、音に関する部分は全てアナログ回路にて構成されています。
このため、ソフトウェアなどでエミュレートしたものとは一味違った音が入出力されるのです。
よくアナログ機材は通すだけでも音がよくなるなんて言われますが、それはアナログ回路で構成されたVPR Allianceモジュールにも言えることなのです。

本家はAPI

元々VPR Allianceはスタジオコンソールの定番でもおなじみのAPI社が自社コンソールにて共通で使えるモジュールのインターフェイスとして規格されたものでした。
それがオーディオプロセッシングのデファクトスタンダードとなり今に至ります。

そう言った経緯から、VPR Allianceは「API 500規格」とか「500シリーズ」とも呼ばれています。

スタジオ機材をコンパクトに

VPR Allianceモジュールはスタジオ機材でありながら、個人でも購入したり運用したりできるコンパクトさがウリです。
その理由は、専用のケースに入れていつでもどこでも使えるからです。

個人でスタジオコンソールを購入したり運用したりするのは、費用面でも設置場所の面でも何がありますし、なによりオーバースペックです。
ですが、VPR Allianceモジュールならば個人でも頑張れば買えないものでもないですし、コンパクトなので置き場所も確保しやすいです。

VPR Allianceモジュール用のケースはランチボックス、電源ボックス、シャーシなどと、人やメーカーによって呼び方は様々ですが、それらはどれも同じものです。

API 6-slot lunchbox 6スロット ランチボックス(500シリーズ)
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ケースにはモジュールを納めるためのスロットがあり、自分に合った規模のケースを選ぶことができます。
現在のところ、3スロットのケースが最小構成になるようです。
それより多くのスロットを備えたケースもあり、多いものだと10スロット以上にもなるとか。
また、以前は1スロットのケースもあったらしいですが、今はディスコンになっているみたいですね。

モジュールの組み合わせは自由

VPR Allianceモジュールはスタンダード規格のため、規格に適合しているモジュールならばメーカーが違っていてもOK。
まさにプラグイン感覚で自分だけの機材を組み立てていけます。
コンソールのようにチャンネルストリップを組み立ててもいいですし、DTMで製作したトラックにアナログな雰囲気を付加するのに特化した構成にしてもいいでしょう。

VPR Allianceモジュールを販売しているメーカーには本家のAPIを始めとして、スタジオコンソールでおなじみのSSLやNeveなどのほか、ビンテージ機器の再現と低価格化を目論む新興メーカーまで色々です。
同じ役割のモジュールだとしてもメーカーによって味付けは様々なので、そんな中からお気に入りの一台を見つめるというのも面白いんじゃないでしょうか。

こういった特徴からか、アマチュアだけでなくプロにもVPR Allianceモジュールに投資して、自分だけの究極の環境を作り上げている人もいるぐらいです。

まとめ

VPR Allianceモジュールのような機材は楽器やエフェクターのように誰にでも分かるようなものでもなく、コンピューターやソフトウェアのように使い勝手が向上するわけでもないので、音楽制作に慣れている人でもけっこう見落としがちな部分です。
ただ、クオリティは細部にこそ宿るものですし、VPR Allianceモジュールが与えるわずかな変化もトラックを重ねれば顕在化するものです。

自身の作品に何かが物足りないところがあると思っているミュージシャンはVPR Allianceモジュールの導入を考えてみてもいいかもしれません。
そういった人たちのブレイクスルーになり得るのが、VPR Allianceモジュールのような縁の下の力持ちとなる機材なのです。

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