DTM初心者にKOMPLETE 12をオススメできない理由

2018年10月、いよいよNative InstrumentsよりKomplete12シリーズが発売されます。

参考 KOMPLETE 12Native Instruments

KontaktのバージョンアップやMassive X(2019年2月リリース予定)などの目玉製品を始め、新しい音源やエフェクト、エキスパンションがまとめてお得な価格で購入できるだけあって、Komplete12を心待ちにしていたミュージシャンも多いのではないでしょうか。

そんなKomplete12はこれから音楽制作を始めるミュージシャンにもオススメ…と言いたいところですが、私が以前にKompleteシリーズを導入した経験を踏まえると、Komplete12はあまり簡単に初心者にはオススメできるものではないと思います。

Komplete12は難しい

Komplete12シリーズを買えばハイクオリティーな音源やエフェクトが一気に入手できます。
ですので、一見すると初心者にこそピッタリな製品のように思いますが、だからこそ初心者にとっては扱いづらい難しい製品であると私は考えます。

インストールが大変

Komplete12は様々な音源やソフトが一斉に入手できるバンドル製品です。
それらを使うには当然コンピューターにインストールする必要がありますが、そのインストール作業がとても大変なのです。

何せ1番容量が小さい最小構成のKomplete12 Selectにしても45GB以上、最上位のKomplete12 Ultimate Collector’s Editionに至っては900GB以上のインストール容量にもなります。

多くのDTM初心者にとってこんな巨大なソフトウェアのインストールは未経験でしょう。
ストレージの空き容量を確保することはもちろん、ほぼ1日がかりのインストール作業はとてもつらいものがあります。

私も以前に初めてKompleteシリーズを入手したとき、あまりにもインストールに時間がかかるので、一生インストールが終わらないのじゃないかと思ったほどです。

バンドルされる製品が多すぎる

Komplete12に含まれる音源やエフェクトは膨大です。
ゆえに全ての製品を扱うことはありえないでしょう。

Kompleteシリーズの扱いに慣れていれば、膨大なそれらから必要なものを取捨選択できます。
ですが、これをDTM初心者が判断するとなると話は違います。

含まれている製品は一体何者なのか?
何が必要で何が不要なものなのか?
そういったことを見極めるのは大変難しいことでしょう。

「過ぎたるはなお及ばざるがごとし」という言葉があるように、あらゆるものが一気に手に入れられてしまうKomplete12はDTM初心者の手に余るところがあります。

それぞれの使い方がよくわからない

Komplete12のインストールが終わったとして、そこでようやくスタートラインに立てたに過ぎません。
そこからようやくKomplete12を使い始められるのですが、DTM初心者にとってはそれらを取り扱うのにもまた苦労させられることでしょう。

Komplete12は様々な音源やエフェクトが含まれていますが、それぞれの使い方は製品によってかなり違っています。
また、それらがすべて別々に分けられている物とは限らず、Komplete12に含まれるKontaktやReaktorにて読み込むものもあったりで、苦労してインストールした製品を探し出して使うのにもまた一苦労します。

私も初めてKompleteシリーズを使おうとした時には、こういった事情を把握しておらず、どうやって使い始めればいいのかわからずに苦労した経験がありました。

Komplete12はDTMに慣れてきてからでも遅くはない

Komplete12確かに魅力的なバンドル製品ではありますが、DTM初心者がこれらを買うのは早計です。
きっとお金と時間とストレージ容量を無駄にする結果に終わることでしょう。
あるいは困難な問題にぶち当たったことに辟易して、音楽制作を諦めてしまうきっかけとなるかもしれません。

ですので、DTM初心者はKomplete12を買うよりも、現在使っているDAWの最上位版を購入し、それに含まれている音源やエフェクトに一通り触れ、そしてDTMに慣れてきた頃に買うのが丁度いいと思います。
Ableton LiveシリーズならLive Suiteを、Cubaseシリーズを使っているのならCubase Proといったところですね。

そうして自分に必要なものがわかってきた段階で、改めてKomplete12の購入を検討して見るぐらいでいいでしょう。

何事も焦らずコツコツとステップアップするくらいで丁度いいのです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です