今週、iPad Proが解禁されたことでどこもかしこもiPad Proを話題にしていますが、かくいう私もiPad Proが気になっている一人です。
私がiPad Proに望むこと、それはDTM環境のPCレス化です。
これまでもPCレスを試みてきましたが、結局は制約が大きすぎてPCに戻ってきてしまいました。
それでもiPad Proなら・・・iPad Proならきっとなんとかしてくれる。
私はそう信じたいです。
PCは音楽制作に必要不可欠ではない
そもそも音楽制作がPCを用いたDTMになったのはごく最近のことです。
DTMが一般的になるまではMTRなどのレコーダーを使っていました。
更に以前では生演奏一発録りでしたね。
要するに録音して、その音源を編集できればDTMでなくとも音楽制作はできるのです。
現在、私はPC上にてAbleton Liveを用いてDTMしていますが、最近はOctatrackをはじめとするハードウェアにて作りこむことができるようになったため、LiveただのもMTRと化しています。
ならMTRを使えばいいんですが、そのMTRもDTMによって駆逐されて絶滅寸前です。
TASCAMのDP-32SDとかいいんですけど、MIDI端子がオミットされちゃってるのでリズムマシンやサンプラー繋ぎまくりたい私的にはよろしくないんです。
ということでPCより取り回しやすく、PC並の制作環境が構築できそうで、更にはPCで制作するよりもやる気スイッチが入りやすそうな(ここ重要)IPad Proに白羽の矢が立ったわけです。
iPadでもDTM環境が整ってきている
一昔前はiPadでDTMといっても小規模な音楽しか作れなかったり、iPadの音をPCに取り込んでからPCで編集するというワークフローを取らざるを得ませんでした。
ですが、上記記事のようにiPadのアプリも豊富になり、音素材だけでなくエフェクトやミックス、マスタリングまでできるようになってきています。
さらにiPadではPCのようにマウスでポチポチパラメータをいじらずとも、画面にタッチしてハードウェアを扱うかのような直感的な操作ができるので、PCよりも作業しやすいことでしょう。
iPad ProのSmart Keyboardがカギ
私もiPadの方が操作性がいいことは知っています。
ですが、私がPCでのDTMから離れられなかったのには理由があります。
それはショートカットキーの存在です。
PCだとアプリケーションの操作にショートカットキーが使えます。
これによってマウスよりも、ハードウェアやiPadで直接操作するよりもはやく編集できたのです。
私はショートカットキーを多用する派なので、これがないiPadには馴染めませんでした。
しかし、iPad ProにはAppleが用意した専用のSmart Keyboardがあります。
iPad Pro以前まではAppleはiPad用のキーボードを用意しておらず、Bluetooth接続によるキーボードはあくまでも文字入力のサポートにしか過ぎませんでした。
ですが、AppleがiPad Pro用のキーボードを用意したことによって、今後はアプリのディベロッパーがキーボードのショートカットをサポートする可能性が出てきたのです。
ショートカットがサポートされ、自由自在かつ素早くアプリが操作できるようになった時、私のDTM環境のPCレス化は果たされることでしょう。
そんな日が来るといいですね。
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