「音楽でメシ」を実践するこおろぎさんに便乗です。
本ブログの半分は便乗でできています。
以前にiPad Proに乗り換えるだとかほざいていましたが、諸事情ありまして未だに乗り換えられずにいます。
なので、これから紹介するものはすべてMac/PCで動作するものばかりです。
ちなみに、ここで紹介するプラグインはすべてセールやイントロプライスで買っているので、定価で買っているものはありません。
安いは正義!
ダイナミクス
Fabfilter Pro-C
普段使いのコンプレッサーです。
最近Ver.2が出ましたが、特に不自由していないのでアップグレードしてませんね。
FabFilter Pro-C 2 – Compressor Plug-In
Waves L1
古くからあるマキシマイザーです。
その昔には音圧を稼ぐリミッターの代表格でしたが、今では後発製品のほうが綺麗に音圧を稼げるというのもあり、これを使う人も少ないことでしょう。
ですが私はドラムに迫力を出すなどの音作りの味付けとして使っています。
L1 Ultramaximizer Peak Limiter Plugin | Waves
Waves CLA-76
UNIVERSAL AUDIO 1176LNをモデリングしたコンプレッサーです。
L1よりもパンチの聞いた音を作りたい時に使っています。
CLA-76 Compressor Limiter Plugin | Waves
Fabfilter Pro-MB
マルチバンドコンプレッサー。
出過ぎている帯域を抑えて、全体域をならすために使用しています。
FabFilter Pro-MB – Multiband Compressor
Fabfilter Pro-L
音圧を稼ぐためのリミッターです。
ステムやマスタートラックに挿して使っています。
FabFilter Pro-L – Limiter Plug-In
イコライザー
Fabfilter Pro-Q
普段使いのEQです。
これもPro-Cと同様にVer.2が出ていますが、特に不自由していないのでアップグレードしてませんね。
FabFilter Pro-Q 2 – Equalizer Plug-In
Waves 73
Neve 1073コンソールのイコライザーをモデリングしたプラグインです。
ボーカルやアコギなど、マイクを用いて録音するパートのプリアンプ&イコライザーとして使っています。
Neve 1073 EQ and Preamp Plugin – Scheps 73 | Waves
ギターアンプ
IK Multimedia Amplitube 4
コストパフォーマンス抜群のギター/ベースアンプ&ストンプ。
これ以上のクオリティを求めるなら、実機だったり高級アンプシミュレーターなりウン十万円の投資が必要です。
ストンプはギター以外の音作りにも使ってます。
空間系
Waves Center
M/S処理を手軽に行えるエフェクト。
ボーカルやリズム隊の花道を作るイメージで使っています。
Center – Stereo Enhancer Plugin for Mastering | Waves
Waves Doubler
いわゆるダブリングという音を作るエフェクト。
シンプルなダブリングを作るには持って来いです。
また、プリセットには劇的に音が変わるものもあるので、スパイスが欲しければ試してみましょう。
Doubler Vocal Doubling and Harmonizer Plugin | Waves
ディレイ
Waves Manny Marroquin Delay
ディレイに関係するエフェクトをいろいろ詰め込んだディレイです。
シンプルなプリセットも下の4つのつまみを捻ればいい感じのディレイが作れちゃいます。
これじゃなきゃいけないってディレイではないですが、Manny Marroquin Delayが最もイメージ通りのディレイを手早く作成できます。
Manny Marroquin Delay | Plugins | Waves
リバーブ
Waves Manny Marroquin Reverb
特にリバーブに対する要求がないときに使っています。
設定する項目が少ないにもかかわらず、イカしたリバーブがかかってくれるので重宝しています。
オーケストラ系の曲の時は別のリバーブを使う・・・と思いきや、コイツがマッチすることもままあります。
今では新規プロジェクトを立ち上げた時にデフォルトセッティングされているリバーブの座を得ています。
Manny Marroquin Reverb | Plugins | Waves
その他
Waves Renaissance Bass
ベースの帯域に倍音を付加させ、低音を強調するエフェクトです。
ベースやバスドラムがめっちゃブンブン鳴ります。
Renaissance Bass – Bass Enhacement Plugin | Waves
Waves OneKnob series
インターフェースには1つのノブのみという潔いエフェクトのバンドルです。
バンドルには以下のプラグインが含まれています。
- OneKnob Brighter
- OneKnob Driver
- OneKnob Filter
- OneKnob Louder
- OneKnob Phatter
- OneKnob Pressure
- OneKnob Pumper
- OneKnob Wetter
どれもノブを捻るだけでいい感じに効いてくれるので、とりあえず効果を出したいって時には真っ先に挿します。
OneKnob Series | Bundles | Waves
Sugar Bytes Tornado
マルチエフェクトツールという、1つのプラグインの中に幾種類かのエフェクトが入っているものです。
8つまでのエフェクト扱うことができ、それぞれのエフェクトを割り当てた1つのノブで操作できるというものです。
制作用というよりはパフォーマンス向けのエフェクトですが、結構使います。
Celemony Melodyne Editor 2
ボーカルや楽器のピッチを編集するプラグインです。
単音だけでなく和音も編集できる「DNAテクノロジー」を搭載しています。
Celemony Software Melodyne Editor 2 | フックアップ
終わりに
この他にもバンドルについてきたものなどをいろいろ持っていますが、いつも使うとなると結構限られるものです。
ほとんどFabfilterとWavesばかりですね。
あとはAbleton Live付属のもので間に合っています。
元ネタのこおろぎさんも
あと、プラグインは現在のものでわりと満足してるので最近はあまり買い足してません。同じ金額なら音源を買ったほうが楽曲の質は上がるので。
と言っていますがまさしくその通りで、いくらハイクオリティのエフェクトを駆使したとしても、元の音色がしょぼければカッコイイ音にはなりません。
音色を加工する手間暇は新たな作品作りのために割いたほうがよっぽど健全です。
なので、金をつぎ込むなら音源やサンプル素材につぎ込んだほうがいいです。
私の場合は凝ったエディットができるものよりも、つまみを1つ捻れば効果が現れるイージーオペレーションのものを好んで使います。
兵は拙速を尊ぶの言葉通り、クライアントへの提案では素早くぱぱっと作った完成形に近いものを作るほうが、ミュージシャンとクライアントとのイメージの共有がしやすいものです。
QCDの意識は音楽の世界でも重要です。
今年はPCを母艦としていたのでこのような結果になりましたが、iPad Proなどのモバイル環境に移行しているであろう来年はどうなっているのでしょうね。
続編
音源編も書きました。

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