エレキギターの練習や録音に困ってませんか?
日本の、特に都会おいてはエレキギターの練習や録音には騒音問題が付き纏います。
騒音問題を回避するにはスタジオに赴くか自宅に防音設備を整えるのがいいのでしょうが、誰しもがそうできるものでもありません。
ましてや昨今の新型コロナウィルス禍により、自宅での練習や録音手段の確保も急務になってます。
そんな悩めるギタリストのため、自宅で気軽にエレキギターの練習や宅録ができる機材を紹介します。
本記事を読めば、近所迷惑に悩まされずに家でエレキギターを奏でられるでしょう!
音を出さないようにすればOK!
エレキギターの練習や宅録を誰にも迷惑のないようにするには、極論を言ってしまえば音を出さなけれいいのです。
エレキギター単体の音はたいして大きくないのは、実際に触っている人ならわかると思います。
CDやライブで聞くようなエレキギターの音はアンプに接続して初めて実現します。
だからと言ってアンプに繋がずに練習や宅録をするわけにはいきません。
アンプの代わりになる機材や、アンプから音を出さないようにする機材が必要です。
以下、それらを可能にする機材を紹介します。
練習&宅録用の機材
とにかく手軽に揃えたい
できるだけ安く揃えたい、手軽な練習環境が欲しいならAmplugがオススメです。
Amplugはヘッドフォンギターアンプです。
ヘッドフォンからアンプに繋いだエレキギターの音を出せるので、自分以外の人には生音しか聞こえません。
しかもリーズナブル、小型軽量、電池駆動、さらには直接ギターのアウトプットに接続できるのでシールドケーブルいらずです。
AmplugシリーズにはAC30 / Metal / Classic Rock / Clean / Blues / Leadなどと、いくつかのモデルがありますので、気に入ったものを選べます。
参考 amPlug 2 - Vox Ampshttps://voxamps.com宅録も考えたい
練習だけでなく自宅での録音も考えているなら、次のような機材をオススメします。
アンプシミュレーター
アンプシミュレーターはアンプをシミュレートする機材です。
ヘッドフォンからのみアンプの音を出せるのはもちろん、宅録もサポートしています。
ほとんどのアンプシミュレーターは複数のアンプを再現できます。
好みや曲によって使い分けてみるといいでしょう。
また、それらの使い方も実際のアンプと同じように設定するだけとわかりやすいです。
アンプシミュレーターの中にはオーバードライブやディレイなどのエフェクター機能が付いているものもあります。
そういった機種が1つあれば、様々なバリエーションの音を楽しめます。
アンプシミュレーターソフトウェア
ハードウェア機材がなくとも、Mac/PCで動作するアンプシミュレーターソフトなんてものもあります。
宅録をメインに考えるならこちらがオススメです。
アンプシュミレーターソフトはMac/PCの大画面で操作できたり、録音用ソフトと連携したりできます。
ただ、ソフトをマウスやトラックパッドなどで操作するのに慣れるまで大変かもしれません。
もちろん、Mac/PCにヘッドフォンを接続すればアンプの音は周りに出ません。
アンプシミュレーターソフトは様々なメーカーが出しています。
色々試して気に入ったものを使ってみるのがいいでしょう。

ただし、Mac/PCとエレキギターとの接続にはオーディオインターフェースが必要です。
irig HD 2なら、アンプシュミレーターソフトの「Amplitube 4」も付いてますのでお得です。
宅録(DTM)についてもっと詳しく知りたいなら、以下の記事も併せてお読みください。

iPhone/iPad用アンプシミュレーターアプリ
iPhone/iPad用のアンプシミュレーターアプリもあります。
これならタッチパネルで操作できるので、Mac/PCのものよりも直感的に操作できます。
もちろん、iPhone/iPadにヘッドフォンを接続すればアンプの音は周りに出ません。
iPhone/iPadとギターを繋ぐにもオーディオインターフェースが必要です。
irig HD 2なら、アンプシュミレーターアプリの「AmpliTube for iOS」も付いてますのでお得です。
究極を目指したい
ここからはたとえ自宅での練習&宅録でも一切妥協したくないギタリスト向けです。
これまで紹介してきたものと比べると、コスト、知識、手間隙のすべてが必要になります。
ハイエンドアンプシュミレーター
アンプシミュレーターにもこだわりにこだわりぬいたハイエンド機があります。
そのお値段も数十万円もするものもあります。
例えば「Kemper Profiler」
これは実際のアンプの特徴を測定し、その音を再現するといったアンプシュミレーターです。
そのクオリティは折り紙付きで、プロギタリストがレコーディングやライブで使っている様子も見受けられます。

チューブアンプ+ロードボックス
本物志向のギタリストは自宅でもチューブアンプを使いたいでしょうが、それを可能にする機材もあります。
それがロードボックス(ダミーロード)という機材です。
通常、チューブアンプヘッドのスピーカーアウトからオーディオインターフェースやミキサーなどに直接接続すると、アンプ側に負荷が掛かり破損してしまいます。
ロードボックスはそういった破損を防ぐ機材で、これを使うことでスピーカーを鳴らすことなくチューブアンプを用いた練習や宅録が可能になります。
アンプの破損を防ぐ他、キャビネットのシミュレーションも可能なロードボックスもあるので、より実際にアンプを鳴らした時の音を再現しやすく、自宅に居ながらチューブアンプの音色を追求できるようになります。
近年では持ち運びも簡単な小型のチューブアンプも増えているので、チューブアンプ派のギタリストはロードボックスが1つあると重宝するでしょう。
最後に
今回紹介した方法を利用すれば、エレキギターで爆音を鳴らすことなく練習&宅録可能です。
ですが、アンプの音は抑えられてもエレキギター自体の生音までは消せません。
また、熱中しすぎでドタバタと暴れ回った時の音に関しては機材の力ではどうすることもできません。
ご近所さんや家族と良好な関係でいるためにも、節度をもってエレキギター を楽しみましょう!