AKAIよりスタンドアローン動作のハードウェアサンプラー「MPC Live」が登場するとの噂です。
AKAIのMPCシリーズがハードウェアサンプラーからDAWのコントローラーへ路線変更してから4年。
もうもうサンプラーとしてのMPCは出ないものとばかりと思っていたところです。
続報はわかり次第追記します。
情報ソース
AKAI MPC Liveの情報の出所は以下のリンクです。
FCC ID Y4O-ACV8 Stand-alone MPC touch display by INMUSIC BRANDS INC
これらはFCC(連邦通信委員会)というアメリカ合衆国の政府機関が公開している情報です。
アメリカで電子機器を販売する際にはFCCなどの認可を得ねばならず、認可を得た製品は例外なく公開されます。
つまりはここに公開されている製品は近いうちに販売されることが決まっているということでもあります。
外見
インターフェースはMPC Touchそのままみたいです。
マニュアル
Stand-alone MPC touch display Users Manual MPC Live Quickstart Guide INMUSIC BRANDS INC
マニュアルは主だった仕様や外見の説明、基本的な操作が書かれているクイックスタートガイドしか公開されていないようです。
詳細なマニュアルは作成中、あるいは製品に同梱されないために公開されていないのかもしれません。
このマニュアルを見る限り、MPC Touchのようにタッチ操作が可能なようですね。
スペック
- コンピューターなしのスタンドアローン動作
- 7インチマルチタッチディスプレイ
- MPC 2.0 ソフトウェア
- PHONO端子あり
- 2ペアのMIDI入出力
- 16GBのストレージを内蔵
- 2GBのサンプリング用のRAM
- SDカードスロット
- SATAドライブ接続
- USBドライブ or コントローラー接続
MPC、待望の復活
ライブや音楽制作においてMac/PCがメインで用いられている今、スタンドアローンのハードウェアサンプラーの商品展開は苦戦することが予想されるでしょう。
それでもハードウェアの単体機は信頼性や接続の容易さなどの理由で、今でも現場に求められています。
また、音楽制作のシーンでもMac/PCでの制作よりも簡単にスピーディに、そして安定して制作を進められます。
そのため、スタンドアローンのハードウェアを望む声は少なくありません。
スタンドアローンのハードウェアサンプラーとして復活したMPCが世界をどのように塗り替えていくのか、これから気になるところです。
続報
ついにAKAI Proより公式発表されました。
Akai Professional – The Next Generation of Standalone MPC's
発表されたのはMPC LiveおよびMPC X。
MPC Liveについてはおおよそ本記事の情報通り。
MPC XはMPC5000を彷彿させる巨大な筐体、10.1インチの巨大なタッチパネル、豊富なコントローラーとインターフェースを備えた、フラグシップ機です。
両者とも内部ソフトウェアは同じようで、合わせてスペックも同等なようです。違いはインターフェースとコントローラーのみ。
コンパクトなMPC Liveか、コンピューターを完全排除するべくMPC Xを選ぶか。
どちらを選んでも面白そうですね。
Standalone Challenge: Zaytoven
Standalone Challenge: Bryan Michael-Cox